指揮/ゲルゲイ・マダラシュ
ヴァイオリン/ヨゼフ・シュパチェク
ゲルゲイ・マダラシュ Gergely MADARAS(指揮)
現在ヨーロッパ中に活躍の場を広げており、客演指揮者としては、ハレ管弦楽団、BBC交響楽団、BBCフィルハーモニック、チューリッヒ・トーンハレ、ブタペスト祝祭管、ミラノ・スカラ座フィル、リヨン管、フィレンツェ五月音楽祭等に、定期的に出演を重ねている。更に、メルボルン、クイーンズランド、ヒューストンでのデビューを成功させた。
2021/22シーズンのハイライトとしては、バーミンガム市響、ロシア・ナショナル管、ネザーランド・フィル、バンベルク響などへのデビュー、そして、ブタペスト祝祭管への再客演、トリノRAI国立響への年間3度の客演などが含まれる。RAI国立響とはミラノ・ムジカにおいてスカラ座でバルトーク「青ひげ公の城」の舞台上演も予定されている。
クラシックの核となる作品やロマン派のレパートリーを主とする一方で、現代音楽との緊密な関わりも維持しており、ジョージ・ベンジャミン、ペーター・エトヴェシュ、ジョージ・クルターグ、トリスタン・ミュライル、ルカ・フランチェスコーニなどと交流がある。更にブーレーズとは、ルツェルン・フェスティバル・アカデミーにおいて2011-13年アシスタント・コンダクターとして仕えた。
オペラ指揮者としての評判も高く、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、オランダ国立オペラやジュネーブ大劇場、ハンガリー国立歌劇場などに登場しており、ブリュッセルのモネ劇場へのデビューも決まっている。
1984年、ブダペスト生まれ。5歳から取り組んだ最初の音楽は、本物とされる最後の世代のハンガリーやトランシルバニア、農民音楽家たちの民族音楽であった。その後、クラシックのフルート、ヴァイオリン、作曲を学び、ブダペストのリストアカデミーのフルート学科、ウィーン国立音楽大学の指揮科をそれぞれ卒業している。
ヨゼフ・シュパチェク Josef ŠPAČEK(ヴァイオリン)
2011年、名門チェコ・フィルハーモニー史上最も若いコンサートマスターに就任。2016年1月、同団の「アソシエート・アーティスト」に就任。2019/20シーズンをもってコンサートマスターの職を離れ、ソロ活動に専念している。
ソリストとして、パリ管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、バンベルク交響楽団、ヘルシンキ・フィル、ロッテルダム・フィル、トリノRAI管、メルボルン交響楽団、マレーシア・フィル、クイーンズランド響等から招かれ、ビエロフラーベク、フルシャ、ゲルギエフ、エッシェンバッハ、ホーネック、ビシュコフ、メルクル、インバルといった指揮者と共演。
2006年に最初のCDをリリースして以来、すでに4枚のCDを発表している。
使用楽器は、Ingles & Haydayから貸与された1732年製のグァルネリ・デル・ジェス
“Le Brun;Bouthillard”。