【第8回楽員国際交流事業】11月定期に、シンガポール響ニコライ・コヴァル氏が参加

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 公益財団法人東京都交響楽団(東京都台東区/理事長:近藤誠一)は、シンガポール交響楽団との楽員交流事業(Musician Exchange Programme)として、シンガポール響の第二ヴァイオリン奏者Nikolai Koval(ニコライ・コヴァル)が11 月12 日~17 日の間、東京に滞在し、11 月16 日開催都響定期演奏会(エリアフ・インバル指揮)に参加することをお知らせいたします。

 この交流事業は日本・シンガポール両国の音楽文化の交流と相互理解を深めることを目的として、《首都東京の音楽大使》である都響が推進する国際交流の一環として取り組んでいるものです。都響とシンガポール響とが相互に楽員の派遣・受け入れをし、それぞれ約1週間にわたりリハーサルや演奏会に参加して、交流を図ります。2009年の都響シンガポール公演を契機に開始したもので、今回で8回目となります。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、グローバルで多様な文化プログラムが重要性を増すなか、アジアの楽団とのコミュニケーションや文化交流に意欲的に取り組む都響の活動に、引き続きご注目ください。

公益財団法人東京都交響楽団
●これまでの実施内容は こちら
●シンガポール交響楽団 http://www.sso.org.sg/


ニコライ・コヴァル (Nikolai KOVAL) 【第2ヴァイオリン奏者】

東京滞在期間:2019年11月12日~16日

ウクライナのキエフ生まれ。5歳でヴァイオリンを始め、キエフ音楽院を卒業。キエフ室内管弦楽団でキャリアをスタートさせ、欧州、アジア、米国各地で演奏。同楽団に在籍中、G. クレーメル、N. グートマン、A. リュビモフ、M. マイスキー等世界の主要なソリストと共演。その他、ウクライナ国立フィル弦楽四重奏団等と多数の室内楽のプロジェクトを行う。1996年ソリストとしてアムステルダム・コンセルトヘボウでリセンコ室内管弦楽団と共演、オランダのディスキー・コミュニケーションズ・レーベルでレコーディングを行った。1997年ドイツに移りフィルハーモニア・オブ・ネイションの第2ヴァイオリン首席を経て2002年シンガポール交響楽団に入団。

出演予定公演:2019年11月16日(土)
第891回 定期演奏会Cシリーズ