京都市交響楽団第 14 代常任指揮者。権威ある2019 年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、同時にオーケストラ賞および聴衆賞も受賞。2018 年東京国際⾳楽コンクール、東京国際音楽コンクール第 1 位（各指揮部門）。2020 年から 2022 年にかけて、ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーより奨学⾦を受け、⾸席指揮者キリル・ペトレンコのアシスタントも務めた。⾃⾝のコンサート・プロジェクト（ベルリン・フィル・アカデミー・メンバーとの共演）ほか、ウクライナとの連帯を表明するコンサートに参加しベルリン・フィル・メンバーらを指揮。22 年 5 ⽉にカラヤン・アカデミーに入学。ペトレンコとともにカラヤン・アカデミー創設 50 周年記念公演を指揮した。
2023/24 シーズンは、BBC ウェールズ・ナショナル管弦楽団等でデビュー。2022/23 シーズンにはミュンヘン交響楽団のアーティストインレジデンスを務めた。国内の主要オーケストラを定期的に客演するほか、2022 年セイジ・オザワ 松本フェスティバル モーツァルト「フィガロの結婚」にてサイトウ・キネン・オーケストラを指揮。2023 年に公益財団法⼈ソニー⾳楽財団から「齋藤秀雄メモリアル基⾦賞」を授与される。ベルリン在住。
photo ©Felix Broede

フランスを代表する実力派ピアニストであり、音楽的な成熟と明晰さを兼ね備えたアーティストでもある。4歳でピアノを始め、10歳でフランス放送フィルとの共演でデビュー。パリ国立高等音楽院で研鑽を積み、ピアノと室内楽でプルミエ・プリを満場一致で獲得した。1991年エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝、さらにインターナショナル・ミュージック・アワードを審査員全員一致で受賞した。
1991年パリでのデビュー・リサイタルを皮切りにヨーロッパ各地はもとより、アメリカ、カナダ、アジアで演奏活動を展開、世界各地のオーケストラ、著名な指揮者から招かれると共に、リサイタルや室内楽の分野での活躍もめざましく、カプソン兄弟、ピリス、ルサージュ、マイスキー、パユらとしばしば共演をしている。また、指揮者としても高い評価を得ており、2014年から2021年までベルギーのワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督を務めた。
現在、パリ国立高等音楽院にて後進の指導にあたっている。
photo ©Warner Capucon

2021年世界三大コンクールの一つである、エリザベート王妃国際音楽コンクールにて第3位受賞。2019年にはフランスで最も権威のある、ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第2位受賞。
長い歴史と伝統のある2つの国際コンクールの上位入賞で大きな注目を集め、現在ヨーロッパを拠点にソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。
2022年、NOVA Recordより「ラヴェル：ピアノ作品全集」をリリース。　
また、自身の編曲によるラヴェル『マ・メール・ロワ』ピアノソロ版の譜面をMuse Pressより出版している
2024年、第33回出光音楽賞受賞。

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