<公演中止>第942回定期演奏会Bシリーズ

終了

場所:サントリーホール ホール案内 座席表

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出 演

オオノカズシ トピ・レティプー

指揮/大野和士
ソプラノ/砂川涼子
メゾソプラノ/清水華澄
テノール/トピ・レティプー
児童合唱/東京少年少女合唱隊
合唱/新国立劇場合唱団

プロフィール一覧

曲 目

  • ターネジ:タイム・フライズ(Time Flies)2020[都響、BBCラジオ3、NDRエルプフィル共同委嘱作品/日本初演]

  • ブリテン:春の交響曲 op.44

※2022年2月18日(金)第942回定期演奏会Bシリーズの中止について詳細はこちら(1/20 up)

聴きどころ

2020年3月4日定期演奏会Bシリーズで演奏予定だったブリテン《春の交響曲》、同7月20日定期演奏会Aシリーズで世界初演予定だったターネジ《タイム・フライズ》。いずれも新型コロナウイルスのパンデミックにより中止となった公演の中心曲目だった2曲を組み合わせ、20~21世紀英国プログラムとして装いを新たにしました。
現代英国を代表する作曲家の一人、マーク=アンソニー・ターネジの新作《タイム・フライズ Time Flies》は、都響、BBCラジオ3、NDRエルプフィルの共同委嘱作品で、それぞれの都市をイメージした3つの楽章から成り、第3楽章「Tokyo Time」は大都市東京への讃歌として作曲されています。1964年の東京オリンピックを記念して誕生した都響から世界へ、現代を生きる作曲家とともに放つ音楽のメッセージです。
後半は、大野和士が継続的にとりあげているブリテンの作品から、青年期の傑作《春の交響曲》を演奏します。春の訪れを力強く謳歌しつつ、どこか翳りのある響きはブリテン自身の反戦の思いがこめられているかのようでもあります。交響曲と名付けられているもののオラトリオでもあり連作歌曲でもあると言え、声楽が重要な役割を果たします。ブリテン作品で特に重要な役割を与えられるテノールはフィンランドの名歌手トピ・レティプー、ソプラノとメゾソプラノは砂川涼子と清水華澄、常に高水準な合唱を聴かせる新国立劇場合唱団と東京少年少女合唱隊という理想的な声楽陣を得て、大野和士がこの異色の大作の魅力を余すところなくお届けします。