【CD発売情報】都響アーカイヴシリーズ~デプリーストのブルックナー:交響曲第2番&第9番

ニュース


万全の体調ではなかったのに都響の常任指揮者を引き受けた漢気の人、デプリースト。困難な時代にその豊かな音楽性と人柄で都響を牽引した恩人。巨匠はマーラー演奏で名を成した人ですが、その解釈は当時隆盛を極めた諦観と失望を取混ぜた人生に対する疑問を表現するマーラーとは無縁なものでした。ブルックナー解釈についてもそれは同様、デプリーストのブルックナーもやはり大らかな人生肯定と自然への讃歌に満ちております。ブル2はハース版使用。かなりのスピード感で瑞々しさと若々しさに脱帽。ブル9は軽やかな足取りで進む快演。澄み切った湖の畔に立ち美しい空気の中で深呼吸をするような演奏と申せましょう。(販売元情報)

<曲目>
①ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(ハース版)
 2006年4月12日サントリーホール、ライヴ(第624回定期演奏会)
②ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 2006年4月17日東京文化会館、ライヴ(第625回定期演奏会)

2020年2月29日(土)発売
価格:¥2,100+税
レーベル:東武レコーディングズ
品番:TBRCD 0091/92(2CD, 1枚価格)