【訃報】湯浅譲二氏 ご逝去

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長年にわたって現代音楽界を牽引してこられた作曲家の湯浅譲二氏が2024年7月21日に94歳で逝去されました。
都響も定期演奏会やサントリー芸術財団主催「作曲家の個展」などで数多くの作品を演奏してまいりました。近年では2023年8月25日サントリーホール主催『湯浅譲二 作曲家のポートレート-アンテグラルから軌跡へ-』(指揮/杉山洋一)において、《オーケストラの軌跡》と《哀歌(エレジィ) ―for my wife, Reiko―》の2曲を世界初演し、後者は第71回「尾高賞」(5回目)を受賞しました。
「コスモロジー」「未聴感」という独自の世界観とともに、常に峻厳かつ格調高い音楽を創造されてきた湯浅氏の作品は、これからも多くの演奏家やオーケストラ、合唱団にとって重要なレパートリーであり続けると確信しています。
湯浅氏の生前の功績を讃えると共に、謹んでご冥福をお祈りいたします。

2023年8月25日サントリーホール主催『湯浅譲二 作曲家のポートレート-アンテグラルから軌跡へ-』(指揮/杉山洋一)
©飯田耕治/提供:サントリーホール