大野和士 音楽監督の任期を2026年3月まで3年間延長

ニュース

©Herbie Yamaguchi

東京都交響楽団は、音楽監督・大野和士氏の任期を2026年3月まで3年間延長いたします。
大野氏は2015年4月の音楽監督就任以来、古今や洋の東西を問わない幅広いレパートリーで聴衆を魅了し、ヨーロッパ・ツアーやサラダ音楽祭などの数々のプロジェクトを、その卓越したリーダーシップで成功に導きました。
昨年春からのコロナ禍においても、いち早く感染予防対策と⾳楽的成果を両⽴するための総合的な検証を⾏い、その結果を広く国内外に発表するなど、日本の音楽界を牽引し続けております。
創立60周年に向けて新たな歴史を刻んで参りますので、大野×都響の活動にご注目ください。

音楽監督 大野和士 メッセージ

都響を支えてくださる皆様へ

この度、東京都交響楽団と私との契約が、都響創立60周年である2025年度まで延長されたことを大変嬉しく思っております。コロナ禍にありまして、いち早く演奏再開へのロードマップを発表した後、都響と私は、今までベートーヴェン《英雄》、マーラー4番、プーランク《グローリア》などを通して皆様に“祈り” を捧げて参りました。これからは、この経験を礎に、新しい時代における音楽文化の発展に貢献して参りたいと思っております。
また、私自身は、先日発表されましたように、2022-23シーズンからブリュッセル・フィルハーモニック音楽監督も務めることになりました。現代音楽も盛んに演奏している楽団ですので、都響と共に、作曲家への共同委嘱、都響による世界初演、そして日本発信の音楽メッセージを世界に送ることなど夢もふくらみます。今後とも都響の活動にご注目いただき、芳醇なサウンドに身をゆだね、心から楽しんでいただけたら幸甚です。

公益財団法人東京都交響楽団
音楽監督 大野和士