ローター・ケーニヒス　Lothar KOENIGS（指揮）

独アーヘン生まれ。ケルンでピアノと指揮を学ぶ。1999～2003年、独オスナブリュック歌劇場音楽監督。09～16年ウェールズ・ナショナル・オペラ音楽監督。ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座をはじめ、ロンドン、ミュンヘン、ドレスデン、ハンブルク、ブリュッセル、リヨン等の歌劇場に客演。オペラではワーグナー、R.シュトラウス、ヤナーチェクに力を入れている。これまでに、ベルリン放送響、ウィーン響、ドレスデン・フィル、ボン・ベートーヴェン管、ルクセンブルク・フィル、読売日響、ブレーメン・ドイツ室内管等を指揮。

ハンナ=エリーザベト・ミュラー　Hanna-Elisabeth MÜLLER（ソプラノ）

独マンハイム生まれ。2014年のザルツブルク音楽祭、ティーレマンが指揮したR.シュトラウス《アラベラ》ズデンカで脚光を浴びる。バイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ドレスデン・ゼンパーオーパー、チューリヒ歌劇場、ザルツブルク音楽祭等に出演。コンサートでは、ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンとベートーヴェンの交響曲第9番を、ハーディング指揮パリ管とマーラーの交響曲第2番を、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ベルリン・フィルとベルク《7つの初期の歌》等を歌っている。

オッカ・フォン・デア・ダメラウ　Okka von der DAMERAU（メゾソプラノ）

ハンブルク生まれ。ミュンヘンで国際的なキャリアをスタートし、パリ国立オペラ、ウィーン国立歌劇場、ナポリのサン・カルロ劇場、マドリードのテアトロ・レアル、ドレスデンのゼンパーオーパー、バイロイト音楽祭等に定期的に出演。オペラに加え、マーラーやシェーンベルクらの声楽曲も得意とし、シカゴ響、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、バイエルン放送響他と共演。ヴェネツィアで開催されたワーグナー声楽作品の国際声楽コンクールで特別審査員賞を、ミュンヘン・オペラ・フェスティバルでフェスティバル賞を受賞。

photo:©Simon Pauly

ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー　Vincent WOLFSTEINER（テノール）

ミュンヘン生まれ。ニューイングランド音楽院でウィリアム・コットンに学ぶ。近年は《サロメ》ヘロデでウィーン国立歌劇場に出演した他、ベルリン国立歌劇場、ボリショイ劇場等に登場。2022年の東京・春・音楽祭《ローエングリン》ではタイトルロールを歌った。コンサート歌手としても積極的に活動しており、モーツァルト《レクイエム》、ベートーヴェンの交響曲第9番、メンデルスゾーン《エリヤ》、シューマン《ゲーテのファウストからの情景》、シェーンベルク《グレの歌》、マーラーの交響曲第8番や《大地の歌》等をレパートリーとしている。

Photo:©Ludwig Olah

アイン・アンガー　Ain ANGER（バス）

エストニアの首都タリンの音楽アカデミーで学ぶ。2004年ウィーン国立歌劇場にデビュー以来、同歌劇場で独語・伊語・露語等で40以上の役を歌う。09年ティーレマンが指揮する《ラインの黄金》《ジークフリート》ファーフナーでバイロイト音楽祭にデビュー。近年の主なコンサート出演としては、ジャナンドレア・ノセダ指揮ウィーン交響楽団とベートーヴェンの交響曲第9番を歌い、ミラノ・スカラ座ではリッカルド・シャイーの指揮でマーラーの交響曲第8番を歌った。20年オーストリア政府から宮廷歌手の称号を授与された。