指揮/カーチュン・ウォン
チェロ/岡本侑也
カーチュン・ウォン(指揮者)
これまでにニューヨーク・フィル、ロス・フィル、チェコ・フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管をはじめとする著名オーケストラを指揮、シンシナティ響、デトロイト響、ハレ管等へのデビュー、バンベルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管との再共演が予定されている。
教育がもつ力に強い信念を抱いているウォンは、グスタフ・マーラーの孫娘であるマリーナ・マーラーと共に、子供たちに音楽を届けるプロジェクト・インフィニチュードを共同で創設。20年の新型コロナウイルスの世界的感染流行中には、世界各地の1000名にのぼる演奏家に働きかけてベートーヴェンの『歓喜の歌』のデジタル・シングアロングを作り、多額の寄付を集めた。
2019年ドイツ功労勲章が授与された。
岡本侑也 Yuya OKAMOTO(チェロ)
2011年第80回日本音楽コンクール第1位及び4つの特別賞、第25回(2014年度)新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞、第16回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第28回出光音楽賞、第20回ホテルオークラ音楽賞を相次いで受賞。
これまでにH=J.ゼーフルート、山崎伸子、W=S.ヤン、J.シュテッケルの各氏に師事。ドイツ・ミュンヘン音楽大学を首席で卒業。同大学院ソロ科も首席で修了し、現在は室内楽科でA.チュマチェンコとH.シュリヒティヒ両氏のもと研鑽を積みながら、リサイタルや室内楽、国内外のオーケストラとの共演、テレビ出演と第一線で演奏活動を展開。2019年秋にはイタリアと日本、2021年6月にはスイスとモナコでピアニストのクリスチャン・ツィメルマンとブラームスのピアノ四重奏曲を共演し、各国で大きな成功を収めた。(公財)江副記念リクルート財団第42回奨学生。
写真:©Shigeto Imura